事の始まり。
朝会社に出勤したら、問い合わせの雨あられ…。
「印刷できない」だの、「共有フォルダにアクセスできない」だの、いっぺんに言われてもわからんよ。。
しかもみんな主語がわからない言い方するから確認がめんどくさいんですよね。。
要約すると…
1、ネットワークプリンタで印刷ができない。
2、共有サーバーのフォルダにアクセスする際にユーザーとパスワードが求められる。
3、これらの現象は起きるコンピューターと起きないコンピューターがある。
こんな感じ。因みに自分のPCは問題ない。
{日頃の行いが悪いんだよ…}と言いたい気持ちをグッと堪えて、笑顔で対応。
なんだかんだでドメインサーバーを再起動してみると大体直った。
ちょいちょいログインユーザー名とパスワードを聞いてくるって言ってくるメンバーがいるのでAdministrator権限のログインユーザー名とパスワードをササッと入力して無事通過。
この画面でついでに「資格情報を記憶する」にチェックを入れた。
ウチの会社の共有ファイルサーバーは前任者のセキュリティ狂いの担当者が物凄く細かい権限設定をして構築・運用していた過去があり、その設定は今も元気に残っていました。
ここでちょっと考えればわかることなんだけど、「Administrator権限のログインユーザー名とパスワード」って所謂、全部アクセスできるユーザーだったりしてました。。
そう、ユーザーによっては見れたり見えなかったりするフォルダ・ファイルがオープンフリー状態。。
人事査定の記録や賃金台帳など…。
オレはもともとシステム管理者アカウントで超法規的な存在だから全部見れちゃうので気づかなかったんだ。。
そして見てはいけないものが見えてしまった…。
とあるユーザーから、
あの…なんか見えてちゃマズそうなファイルが見えちゃってるんですけど…?いいの?
俺{見ちゃダメ~!!!????}って心の中で叫びながら、
「ちょっとサーバーの調子が悪いので色々見えちゃってます…」とウソ200%で平然としている。
平然としている態度や毅然としている様子って大事だよね。
トラブってクリティカルな場合でも内心焦ながら平然と「ちょっと見てみますね。」や「よくあることです。」というと意外とみんな冷静になってくれる。
そこからは全力で過去の経験を振り絞って、華麗に解決していくとちょっと出来る人にみえるかな?とか不純な動機で仕事してます。ハイ。真面目にやります。。
そんなこんなで、サーバーに責任転嫁しつつコソコソとみんなが帰った後に、こっそりPC立ち上げて修正する。
自分が知らなかったことが解決できるようになったと前向きに捉えて得た経験をナレッジにするべく記録しておく。
そもそもクライアントPCで資格情報を記録した場合はどこに記録されるのか?を調べた。
未だにWindows10には慣れない…。
スタートメニューから「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を選択。
「ユーザーアカウント」を選択。
「資格情報マネージャー」の「Windows資格情報の管理」を選択。
画面内のWindows資格情報に記載されています。(黒塗の場所ですね)
この情報を右側の下↓をクリックして削除してください。
そのあと、再起動すると何もなかったことになります。
見えてはいけないフォルダ・ファイルは見えないようになります。(気のせい気のせい)
ついうっかりが安易な操作に繋がります。