突然ですが当社ではメーラーを2種類使っています。
事務職のメンバーは私の入社前に設定している「Microsoft Outlook 2013」で、工場で働いているメンバーと私以降に入社したメンバーはグループウェアのメール機能を利用するようにしています。
そんなところで後者のメーラーを利用しているメンバーから1通のメールを頂きました。
内容は「winmail.dat」という添付ファイルが付いたメールだそうです。(「開けない!!」「ウィルスか?!」と大騒ぎ)
これの取り扱いと対処について、その手順を記録します。
1、とにかく、まずはググれ
いつものように早い話がGoogle先生に1から10まで聞きましょう。身も蓋も無い話ですが・・・。
得られた情報は
①送信側が「Outlook」の場合に発生しやすい。
②送信側が「リッチテキストメール」の場合に発生する。
③送信側がOutlook以外は発生した事例がほとんど無い。
上記3点が発生原因であると思われる。
以下、Microsoftサポートより
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/278061/email-received-from-a-sender-using-outlook-includes-a-winmail-dat-atta
ここで現象の欄に
>この問題は、電子メール メッセージがインターネット経由で送信された場合に発生する可能性が高くなります。
とあるがこの文言を書く理由があるのか?
2、どう対処する?
結論から言うと対処方法は2点。
①Outlookの使用を止める
②リッチテキストメールの使用を止める
この2点ですが、①は無理ですね。抵抗が大きすぎることと手間がかかりすぎる。移行するにもデータを移す手間が酷い。メールの塊ファイルが数10GBレベルのファイルに手を出すのは嫌ですね。
また、②はメール本文に色を入れたり大きい文字を利用するのを好んでいる役員や管理職が居る都合上、これも選択できません。
仕方ないので別な方法で・・・。
因みに開けるメーラーと開けないメーラーがあるようです。
▲Gmail(開けるけど文字化けするみたい)←開けるとはいえない・・・
○Yahooメール(大丈夫みたい)
×Windows Liveメール(だめな報告が多数)
↑こんなアホなメールは送りませんが、装飾豊かなメールを送られる方々がいます。○ホか?
3、さらにググると・・・
さらに対処方法を調べると、受送信で解決することを諦めて、この「winmail.dat」を何とかしようという対処方法へ方向転換。
なにやら、「Winmail Opener」というフリーの怪しいソフトがあるみたい・・・。胡散臭すぎ。
その他でインストールなしでブラウザにドラッグ&ドロップするものもあるみたいですが、内容が読み取られる可能性がありますので今回は遠慮いたします。
「Winmail Opener」をここからダウンロードしてみました。
https://www.eolsoft.com/freeware/winmail_opener/
一応ウィルスは含まれてはいませんでした。
当方のウィルス対策ソフトは「ESET Endpoint Antivirus Ver 5.0.2254.1000」です。
インストーラーでインストールする必要があります。
4、胡散臭いソフトをインストールしてみる
普通のソフトを同じでインストールです。
この時にインストールするバージョンは1.6です。
インストールは一瞬でおわりました。(本当はプログレスバーが出てファイルのコピーとかが表示されますが一瞬で終わってしまって絵が取れませんでした・・・)
5、とりあえず使ってみましょうか
開きたい「winmail.dat」をドラッグ&ドロップで持っていくと、おおおっ開いた!
添付ファイルはここからドラッグ&ドロップで引っ張って持ってこれるました。
無事にデータの抽出ができました!
ただ、この方法は手間がかかります。
根本的な解決には方針そのものが違うのですが、何もできない訳ではありませんので少しずつ送信側にリッチテキストメールの送信を止めるように働きかけるようにしたいですね。
そもそも「Outlookのバグ」と断じている方々がいますが、どうなんでしょうかね。独自仕様はMicrosoftの「お家芸」ですから今更感も否めません。
本当に統一した仕様を決めて厳格に準拠して欲しいものです。。