Visual Basic.NET いろいろなテクニック⑥

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業務アプリで使用できそうなものを五月雨に記録しておく。
まとまるまで待っていると忘れてしまうために･･･。ｗｗ

なお、このブログ内に記載しているソースの転載・転用については何も縛りはありません。
ご使用の状況の如何に問わず、作者たる当方は結果についてその責任を一切負いません。ご使用は自己責任の範囲でお願いいたします。

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【フォームの型（ベース）を使う】

業務アプリケーションでは同じような機能を持った同じような構成画面が複数作ることになるかと思います。
特にマスタ等の編集画面は機能や構成はほとんど同じで操作するマスタが違う程度で機能を使いまわして効率よく作成することが肝要です。

メリットとしては

１、同じ機能を何度も実装しなくて済む。
２、１つの実装機能を使いまわすことにより、保守性に優れる。
３、構成画面が同じな為、使用方法等を統一的にすることができる。
等です。

デメリットとしては…

１、使いまわす為にこの共通機能に間違いがあると全部に波及する。
２、画面個々に共通機能に対するオリジナルな機能の実装が現実的ではない。（反共通化な行動な為おススメはしませんがあえて言うなら…）

一様にメリット・デメリットはありますが、メリットの方が圧倒的に多いので世間では当然の考え方になります。
そこで、ベースフォームを作成して使いまわす方法を記載いたします。
尚、当方の環境で行っている為、多少の操作・設定に抜けがある可能性があるのはご了承ください。

ベースフォームを用意

まず、画面のようにメインプロジェクト(Sample1)とベースフォームプロジェクト(BaseForm)を含むソリューションを用意してください。
既存のソリューションにベースフォームプロジェクト(BaseForm)を追加しても可能です。

今回のベースフォームはいろいろなテクニック⑤で作成したファンクションキーを含むものを使用します。

Visual Basic.NET いろいろなテクニック⑤

画面デザインがこんな感じです。

機能としては
①機能タイトルの表示
②ログインユーザーID・ユーザー名の表示
③F1～F12までのフルファンクションキー
④ステータスバーのモード表示・コメント表示・時刻表示
⑤いろいろなテクニック⑤で紹介した「【ファンクションキーの有効・無効を制御する】」の機能を利用可能。
等です。
デザインソースは下記になります。

ベースフォームのコードソースです。

メインフォームにベースフォームを関連付ける

メインフォーム（機能を張り付ける側）の構成です。
一応、メインフォームはベースフォームと同じ大きさで構成すると考え方は楽です。
作成画面はこんな感じ。何とも殺風景。

デザインソースは

メインフォームのソース

ここでBaseFormをコンパイルしておきます。
MainFormプロジェクトを開いて参照タブを開きます。

参照の追加を行います。「追加」ボタンをクリックして「プロジェクト」のタブをクリックします。

そうすると画面のように同じソリューションのBaseFormが選択できます。これを選択します。

MainFormのコードを開き設定をいれます。

そうするとこんな感じでエラーが出ます。

エラーにマウスカーソルを合わせるとこんなことを言っています。

上段の「BaseForm.BaseFormから継承するためにクラス’MainForm’を変更します。」をクリックします。
すると、MainForm画面のデザインに戻ればベースの内容が張り付いてりようできるようになります。

これで機能の使い回しが可能です。他のフォームでも同様にベースフォームを使いまわせます。
いろいろ応用可能です。