なんだかんだ言っても仕事でWindowsを使うことは当たり前なこのご時世ですが、サーバー環境はLinuxを使うこともあります。
そんなLinuxですが、構築や設定操作の為にサーバー室と自席を行き来していますがすごく面倒だ。(大した運動じゃないのですが…。)
それじゃぁ、Windows Serverとかと同じようにリモートデスクトップで操作できないかと調べて設定するメモを残す。
対象はCentOS7ですが、一部を変更するとCentOS6.8での動作も確認しています。
★root権限のユーザーでサーバーにログインします。もしくはroot権限に昇格させます。
$ su –
★xrdp はデフォルトのパッケージには含まれていないため、端末で外部レポジトリとしてEPELの拡張パッケージダウンロードしてインストールします。
# mkdir EPEL
# cd EPEL
# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/7/x86_64/e/epel-release-7-5.noarch.rpm
# wget http://li.nux.ro/download/nux/dextop/el7/x86_64/nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-7-5.noarch.rpm
# rpm -ivh nux-dextop-release-0-5.el7.nux.noarch.rpm
★xrdp、tigervnc-server をインストールします。
# yum install -y xrdp tigervnc-server
★RDP接続の際、日本語キーボード対応にします。
# cd /etc/xrdp
# wget http://www.mail-archive.com/xrdp-devel@lists.sourceforge.net/msg00263/km-e0010411.ini
# cp km-e0010411.ini km-0411.ini
# cp km-e0010411.ini km-e0200411.ini
# cp km-e0010411.ini km-e0210411.ini
★xrdpのサービスを起動し、自動起動を有効にします。
# systemctl start xrdp.service
# systemctl enable xrdp.service
ファイアウォールが有効になっているかどうか確認します。
CentOS7はほとんどの場合、デフォルトでファイアウォールが有効になっています。
# systemctl status firewalld
★ファイアウォールが有効になっていない場合は、有効にします。
# systemctl start firewalld
# systemctl enable firewalld
★ファイアウォールにRDP接続(ポート番号: 3389) でネットワーク接続できるようにします。
# firewall-cmd –permanent –zone=public –add-port=3389/tcp
# firewall-cmd –reload
★このままではリモートデスクトップのログインに失敗するので
/etc/xrdp/xrdp.iniの「max_bbp=32」の値を24に修正します。
★リモートデスクトップユーザーの設定を入れます。
/etc/sysconfig/vncservers
VNCSERVERS=”2:[ユーザー名1]”
VNCSERVERARGS[2]=”-geometry 800×600 -nolisten tcp -localhost”
VNCSERVERS=”3:[ユーザー名2]”
VNCSERVERARGS[3]=”-geometry 800×600 -nolisten tcp -localhost”
[ユーザー名]の部分をログインするユーザー分だけ列挙してください。[]はいりません。
例:
VNCSERVERS=”2:user1″
VNCSERVERARGS[2]=”-geometry 800×600 -nolisten tcp -localhost”
VNCSERVERS=”3:user2″
VNCSERVERARGS[3]=”-geometry 800×600 -nolisten tcp -localhost”
★このままだと言語がおかしいので
/etc/xrdp/startwm.sh を編集して強制的に日本語環境にします。ファイルの最後の方に
#export LANG=$LANG
とあるので以下を追加します。
export LANG=ja_JP.UTF-8
と設定し、リモートデスクトップを再接続すると日本語環境になりました。
これで使用が可能となります。