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CASIO DT-X7M50Sでアプリケーション開発①

Posted in 技術メモ, and 構築事例


会社でシステム開発している。
製造業と一部倉庫管理(流通)があり、システム化で「作業効率化の向上」と「誰でも一定水準の仕事ができる」ようにする目的の為にハンディーターミナルの導入を検討していました。
ただし、ハンディーターミナル(以下「HT」)は色々なことができますが、ノウハウが無いと開発も運用も難しい。しかも結構高価である。。

各社で色々なHTを製品として販売しているのを見てきた。代表格はKEYENCE、Panasonic、CASIO、デンソー、シャープ、フルノ、等々。
それぞれで特色があり、運用方法(クセ)がある。

選定の着目ポイントを上げてみる。(あくまで評価基準は私の独断と偏見による)

1、価格(オプション品や開発のソフトウェア、保守料金等)、初期・ランニングの費用
どうみても高価な機器は選定のハードルが大きく上げる。いいものは高いのはわかるが、そこそこな機能で利用しやすいものの方がいい場合が多い。
その上、初期費用(ハードやソフトの初期購入)以外にランニング費用(利用には特別なソフトが必要でライセンスに更新料が必要)が大きく圧し掛かってくるものもハードルが高くなる。初期費のみで判断する事例はほとんど無い。更新が必須ではないが、サポート費用が莫大な金額を要する場合もしかり。(それらの費用を維持できる業態ならOKですが)

2、ハードウェア(HTそのもの)の出来。(操作性や画面の大きさ等)
操作性も大きい。画面が小さいとご年配のいる業務環境では導入が難しいし、機器が小さい場合はボタンの操作に難が出る。(作業上で軍手等を利用する場合など)

3、運用のし易さ(無線LAN対応か?クレードル必須か?)
2次元バーコードの利用や作業者と対象物体の距離で性能の差を検討する場合もある(バーコードスキャン部分がCCDやレーザー等)
運用のしやすさの部分では、作業の度に事務所へ戻ってクレードルにHTを挿してデータ処理を行うものや、無線LANを利用して必要に応じて通信を行う物もあり、作業状況と予算に応じて選定する必要がある。

4、開発のし易さ(独自言語(機種依存型)?汎用言語(既存言語)?)
開発においては機種に依存する場合と汎用的な場合に分けられる。近年では汎用化としてWindowsCE系のOSを積んでいる機器が見受けられる。もちろん独自の言語仕様を持って開発する機器もある。
統合開発環境のVisual Studioで開発できるものもあれば、スクリプト系の言語で開発するものもあり、各社それぞれの特色がある。

これらの点があげられる。
そんな中、会社ではミニマム構成から利用範囲を広げるということと私の負担が少ない機器を選択することとなった。
・ミニマム構成=初期費は最少。
・私の負担軽減=開発のしやすさ

を考慮して
・中古でも手に入る機器
・Visual Studio .NETで開発可能
・無線LANを利用できる

上記の条件を掲げてヤフオクで探した結果、
「CASIO DT-X7M50S」を選定してみました。
ただし、開発には専用のソフトウェア(API集とデバッカ)と、Visual Studio 2008が必要でああります。

専用のソフトウェアは「DT-X7用ハンディーターミナル開発キット(SD-E551KKO-X7)」を購入しました。
おそよ90,000円前後でした。

これから、開発における環境・ノウハウを忘れないように記載したい。

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